I3D 2018参加報告

2018年5月15日~18日にカナダのモントリオールにて開催された国際会議ACM SIGGRAPH Interactive 3D Graphics and Games 2018 (I3D 2018)に参加してきました.I3D 2018は,主にリアルタイムコンピュータグラフィックスに関する技術研究が報告される国際会議で,2018年で32回目を迎えた,CGに関する国際会議としては比較的歴史ある学会です.今年は複数の企画が新たに立ち上がるなど,運営メンバーの方々の様々な施策の成果もあり,近年では最も盛況な会議となりました.実際,例年の会期は3日間だったのですが,今年は4日間にわたって非常に充実した会議が行われました.私は授業のため初日は欠席して2~4日目のみ参加したのですが,ホスピタリティに溢れた非常に過ごしやすい場でした.

会場は全世界的に有名なUBISOFT Montreal でした.出勤される社員の方々に交じって毎朝会場入りしましたが,残念ながら開発現場を見学する機会はありませんでした.発表舞台はお互いの顔が見えるくらい壇上と聴講者の距離が近く(ゆえに緊張を誘う…),コミュニケーションがとりやすい密なレイアウトでした.UBISOFTの作品群のvertical sliceはこの会場で披露されているんだろうなぁと勝手に想像を巡らせたりしました.

私はリグ変換という技術に関する研究発表を行いました.プレゼンテーションの様子は次の写真に収められています(東京工芸大学の今給黎先生に撮影していただきました).時差ボケと緊張でなんともヒドい顔をしていますね…,普段からかもしれませんが.

発表の場で一番驚いたのが,セッション担当の座長の方が,SIGGRAPH2016でも同じく座長を務められたKry先生だったことです.私のことも覚えていて下さった様子で,セッション後も言葉を交わせたのがとても嬉しかったです.そして前回同様,発表後には「発表よかったよ!…ところでなぜ○○ができないの?本当に?できるでしょ?」とポジティブなダメ出しをいただきました.SIGGRAPHという大舞台じゃなくても,こうしたトップ研究者が集まる場で発表すると,色々な温かいコメントをいただけるのでとても参考になり励みになります.

会場のその他の様子は,公式ページにも掲載されているflickrサイトからも垣間見えると思います.改めて見返していると,いずれ自分の指導学生にもこうした舞台に立ってほしいなぁと強く思います.採択に至るには相応の努力そして運も求められますが,それ以上に多くのものを得られるでしょう.遠くない将来に向けて私も頑張ります.

さて国際会議の楽しみは,研究発表や情報交換のみならず,観光にもあります.今回訪れたモントリオールはとてもとても良い街です.フランス語圏ならではの美しい町並みを残しつつ,フランス語圏ならではの食事も美味しく,それでいて英語も通じるという大変嬉しい条件が揃っています.会場で毎日提供された朝ご飯やランチ,バンケットディナーも大変素敵でした.I3D2019もモントリオール開催が決定しているとのことで,来年はますます盛り上がりそうです.

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