2017年度のまとめ

気がついたら1年間もwebサイトを更新していませんでした。公開できる情報が少なかったというのが主な理由(言い訳)ですが、年度が変わったら色々と書いていこうと思います。

まず個人的には、残念ながら表立った成果に欠けた一年でした。某トップカンファレンスにチャレンジしたものの結果に恵まれなかった一方で、大きな労力を割いたことによって他のプロジェクトが滞ってしまうリスクを身に染みて痛感しました。レビューコメントを踏まえて次の論文採択にはつながりましたし、経験に学ぶところも多かったのですが、反省すべき点のほうが多かったです。

次に、学生達については、例年以上に熱心かつ着実に研究に取り組む様子が見られました。特に良く手を動かしていた人は学外発表にも繋がりました(情報処理学会全国大会映像表現・芸術科学フォーラム)。ただやみくもに自力で頑張るのではなく、教員をうまく使うことで要領よく研究を進めていたようです。一方で、やむを得ずテーマ変更や目標の縮小を余儀なくする学生も少なくありませんでしたが、真剣に取り組んでいたのであれば、まあ”卒研あるある”ですね。当初の到達目標に至らなかったとしても、目指したテーマの実現に少しでも貢献しているはずですので、失敗や誤りだったと安易に思いこんでほしくないです。さらに言えば、卒研は大きな失敗も許される場でもあるべきだと思いますので、十分な努力の上で今後の糧となる経験を積めたのであれば良いでしょう。

さらに今年度は、ディスカッションに積極的に参加する学生が特に多かったことに感心しました。自分以外のプロジェクトにも興味を持ち、臆せず自分なりの考えを述べられることは、今後も大きな強みになるはずです。質疑応答や議論に参加することは聞き手から話し手への敬意の表し方、と暗に明に伝えてきたつもりですが、例年通り、卒研発表会でも実践している学生がみられました。こうした学生達の協力のおかげで、ゼミでの私の役目は机上に挙がった意見を総括するだけでの仕事でした。また、大学の広報イベントなど多数の行事にも快く参加してくれて、とても助けられました。研究室運営への積極的な参加に感謝しています。

そして、本年度は初の企業共同研究の成果を公開できました(情報処理学会全国大会I3D2018)。プラチナゲームズ様には、当初ご縁をいただいて以来、円滑な研究遂行に際して多大なご協力をいただいています。今のところ研究室からのアウトプットは学術発表に留まっていますが、さらに実用に近づくように研究開発を続けて貢献したいと思います。

さて、昨日の日曜日、本年度の卒業生を見送ることができました。満開の桜と白雪の富士山と晴天という背景に彩られた、とても良い式でした。そして彼ら彼女らの旅立ちと機を同じくして、本研究室は東海大学を離れ、あらたな活動拠点へ移ることになりました。毎年毎年いろいろなカラーの研究室を楽しませてもらい、教員としても個人としても学びが多い4年間でした。高輪キャンパスの教職員の方々には着任当初より色々ご配慮いただいたおかげで、目の前の教育研究に思いきり打ち込むことができました。今回の異動に際しても、多くの方にご理解ご協力を得るとともに、多大なご負担を強いています。関係各位には感謝の念しかごさいません。また、関係の深い学生達には少なくない不利益を生じてしまい心苦しく思っていますが、良縁は簡単には途切れないものと思います。少なくとも来年度は授業に来ますし、修士学生の研究指導も継続しますので、引き続き仲良くしてもらえれば嬉しいです。

最後に、今後もこれまで以上に丁寧に研究教育に取り組み、社会に貢献できる成果を生み出していこうと思います。来年度は表立った活動は少なくなりそうですが、5年後10年後を見据えて着実に歩を進めます。

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