2015年の研究成果

2015年は、個人の研究としては、昨年から継続しているテーマの発展と、今年度から着手しているテーマの種まきに終始しました。

まず、リギング関連テーマについては、I3D2015で研究発表させていただきました。着任初年度の成果を、認知度の高い学会で発表できたのは嬉しかったです。また、同じ研究テーマで情報処理学会論文誌への採択および特選論文への選定、山下記念賞の受賞と、各所で評価いただいたのは大変な光栄でした。今後の成果はよりレベルの高い学会・論文誌へ挑戦しようと、大きな励みとなりました。本テーマについては、学会発表のみならず、DCCプラグインのリリース等を通じて社会に還元していきたいと思います。

モーションキャプチャ関連では、4月より3大学連携の共同研究に着手しています。このプロジェクトを通じては、今までと異なるフィールドの方々にお目にかかる機会が大変多く、新しい様々な知識や言葉に触れられる刺激的な時間をいただいています。ただ、今年は本研究室からのアウトプットが少なかったので、少しずつギアを上げていきたいです。

特に、来春からは文理連携型の新しいテーマに取り組む予定です。このテーマについては、最初のミーティングの時点から早く手を動かしたくてウズウズ、ワクワクしているテーマです。異分野研究者の相互作用によってどのような成果が生まれるのか、第一者としても今からとても楽しみですし、価値ある結果を出せるように励みたいと思います。

また、研究室からのアウトプットという点では、今年の公開ではありませんが、卒研生数名が来春の国内学会での発表を目指して現在準備を進めています。文字通り「自分の名前」を前面に出して、成果を世に問う貴重な経験になるはずです。来年以降もぜひ多くの学生にも体験してもらいたいものです。

さらに、VRCAI2015の運営への参加も大きな経験となりました。日夜を問わない作業はなかなか大変ではありましたが、国際会議の裏側で起こる色々な出来事をOJTで学ばせていただきました。研究者、という言葉の定義が自分の中で少し変わった気もします。来年もチェアを担当させていただく予定なので、今年の経験を活かし、さらに参加者の満足度を高められるように上手く進めたいところです。

以上の通り、今年は派手な成果はありませんでしたが、地道に進められたかなと思います。また、学内、学外、学生、社会人問わず、多くの良いご縁に恵まれた年でもありました。来年も丁寧に研究に取り組み、質の高い成果を産み出せるよう頑張ります。

mukai について

4+4年目の教員です。ゲーム会社にも5年間ほどお世話になりました。

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