研究集会@福岡

先週末の10月初めの土日に,CG技術の実装と数理(成果発表会)に参加してきました.

ちょうど大型台風の上陸が懸念される週末だったのですが,福岡では雨風に困ることもなく,帰りの飛行機が1時間遅れになった程度で済み,とても充実した研究集会となりました.

この研究会では,有名学会での既発表論文を実装して,得られた知見やノウハウを研究会参加者全員と共有しつつ,将来の研究に役立てることを趣旨としていました.私も当初は大風呂敷を広げて「2本実装する!」と臨みましたが,時間や興味の都合から最低限の結果に落ち着きました.まあ,1本は実装できたので良しとして下さい...あと,「困った論文」に当たった方も少なからずいらしたようです.論文に書いてある通りに実装しても動かない,論文に書かれている情報が不足している,そもそも式が間違っている等々,読者を「困った」と言わせる論文たちです.私もたびたび経験することがありますので,良い反面教師にしなければと思います.

若手研究者や院生が大多数の研究会でしたが,みなさんすごかったです.私が院生の時にも同様なイベント(オフ会?)に参加したことがありますが,今回も特に学生の皆さんのレベルが高いと感じました.難しそうな論文をキッチリ実装して深い考察も加えていて,いやはや素晴らしいです.

また,CGの技術や理論ももちろん,プログラミング大好きな雰囲気を発する方々もいて,そうした意味でも楽しいイベントでした.現地ではうっかり理屈の話ばかりしてしまいましたが,もっと実装TIPSやハックについて話を伺っておけば良かったですね.